イタリアの国旗

ヨーロッパ

チャオ!ミキアーモ コッキリン!

今日は私の大好きな国イタリアの国旗についてみていきたいと思います。

イタリアといえば、美味しい食べ物、美しい街並み、陽気な人々、数多くの世界遺産・・・・。

魅力がたくさんあるので、観光地としても人気のある国の一つではないでしょうか。

日本の街中を歩いていてもイタリアの国旗は一番目にするかもしれないですね。

日本にはイタリアンレストランがたくさんあり、多くの店ではイタリア国旗を飾っていたり、イタリア国旗をモチーフにしたデザインを使用していたりしますから。

そんな魅力あるイタリアですが、まだまだ知らないことがたくさんあります。

今日は国旗を通してイタリアという国を見ていきましょう。

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<イタリアの国旗 デザインと特徴>

よく見るイタリア国旗ですから、みなさん色やデザインはもちろんご存じでしょう!

イタリアの旗

この国旗は1946年から使われており、1948年1月1日から正式な国旗になりました。

比率とデザイン

縦横の比率は2:3ですので、日本の国旗と同じ比率ですね!

色は左から・白・の順にならぶ縦三色旗で「トリコローレ」とも呼ばれています。

は「美しい国土」を表し、は「雪・正義・平和」、または「熱血」を表すといわれています。

なんだか、イタリア人のラテン系の明るさやフレンドリーな人柄に表れている気もしますね。

また、フランス国旗をモデルにしていることもあり、フランス国旗と同じように緑(青)は「自由」、白は「平等」、赤は「博愛」を表すともいわれているようです。

では、どのような歴史からフランス国旗をモデルにすることになったのでしょうか?イタリアの歴史とともに見ていきましょう。

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<イタリアの国旗 由来や歴史>

イタリア国旗がフランス国旗にような縦三色旗になった背景にはナポレオンが大きくかかわっています。

ナポレオンといえばフランスの革命家。そのナポレオンが1796年北イタリアに攻め入り、チスパダーナ共和国とトランスパダーナ共和国を立てました。

その時、それぞれの国旗に緑・白・赤が使われおり、これがイタリア三色旗(トリコローレ)のルーツになっているようです。

チスパダーナ共和国

チスパダーナ共和国は横三色旗で中央に4本の矢を入れた矢筒などが描かれています。4つの州がひとつになってできた国だということを表しています。

トランスパダーナ共和国

こちら、トランスパダーナ共和国の国旗は現在のイタリア国旗とほとんど変わりませんね。 フランス国旗をモデルにしたと言われています。

翌年1797年にはこの二つの共和国は統合し、チザルピーナ共和国になりました。

チサルピーナ共和国

縦三色旗で、統合前と同じようにフランス国旗をモデルにしています。

現在のイタリア国旗と似ていますが、この時は形が正方形ですね。

チサルピーナ共和国は1802年まで続き、その後ナポレオンを大統領としたイタリア共和国になりました。

それと同時に国旗のデザインも大きく変わりました。

イタリア共和国

緑・白・赤の三色を使っていることには変わりありませんが、正方形の赤地に白いひし形を置き、その中に緑の正方形が置かれていました。

1805年にはナポレオンを国王とするイタリア王国に変わり、国旗もナポレオンのシンボルである金の鷲が中心に描かれたデザインへと変更になり、ナポレオンが退位した1814年まで使われました。

イタリア王国

イタリアが統一されるまで、このイタリア王国を含め国内には小さな国がたくさんある状態が続き、それぞれの国が国旗を持っていました。

19世紀にイタリア統一をすすめる運動がおこり、緑・白・赤のトリコローレは自由と独立を求めるシンボルになりました。

1861年にイタリアが統一されイタリア王国となったとき、それまでサルディーニャ王国で使われていた国旗が使われることになりました。

Flag of Italy (1861–1946).svg

 

サヴォイア家の紋章がトリコローレの中央に取り付けられたもので、1946年までの85年間イタリアの国旗として使われていました。

1946年、国民投票により王制が廃止され、共和制になりました。

その時制定されたのが中央の紋章を取り除いた現在の国旗です。

<イタリアの国旗と似ている国旗>

他にもイタリア国旗に似たようなデザインや色の国旗がたくさんあります。

どのような国旗があるか見ていきましょう。

メキシコの国旗

メキシコの国旗も緑・白・赤の縦三色ですね。違うのは中央に国章があることだけ。

と思ったら、よくよく見ると他にも違いが!!

まず縦横の比率が違いました。

メキシコ国旗は4:7で、イタリア国旗は2:3.

メキシコの国旗のほうが少し横に長い形になりますね。

あと、イタリア国旗に使われている緑と赤の色もメキシコ国旗よりほんのり淡い色が採用されています。 結構細かく決まっているんですね。

アイルランドの国旗

アイルランドの国旗もイタリア国旗と似ていますね。

右側の色が赤ではなくオレンジになるのがアイルランドの国旗です。

また縦横の比率もイタリアの2:3とは違い、1:2になるので、だいぶ横に長い国旗です。

コートジボワールの国旗

コートジボワールの国旗もよく似ています。

アイルランドの国旗の色を逆にして縦横の比率を2:3にするとコートジボワールの国旗になります。

比率はイタリアと同じですね。

ハンガリーの国旗

ハンガリーの国旗もイタリア国旗と同じ緑・白・赤の三色を使う国旗です。

こちらは縦ではなく、横三色旗になり、上から赤・白・緑の順に並んでいます。

比率もイタリアとは違い1:2の横に長い国旗です。

タジキスタンの国旗

ハンガリーの国旗と同じ縦横比率1:2、赤・白・緑の横三色旗ですが、中央に7個の黄色い星と冠が描かれています。

その他 似ている国旗

他にも同じような色使いの国旗がたくさんありますね。

イランの国旗
インドの国旗
ニジェールの国旗
ブルガリアの国旗
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<まとめ>

今日は私コッキリンの大好きな国イタリアの国旗について見てきました。

イタリアのことが今までよりもよくわかった気がします。

フランスの革命家であるナポレオンがイタリアを攻め入ったことがルーツとなり、イタリア国旗もフランス国旗と同じ縦三原色の国旗になったんですね。

他の国の縦三色旗もフランスから来ているものもあるのでしょうね。
それはまた後日見ていきたいと思います。

アリベデルチ!

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