マレーシアの国旗

アジア

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国旗の世界へようこそ!案内人のコッキリンです。

今日はマレーシアの国旗について見ていきましょう!!

マレーシアはマレー半島とボルネオ島の一部分からなる国です。

近代的な街並みから、リゾート地やジャングルまで、見所がたくさんありそうなマレーシア。

以前仕事で知り合った旅行好きの方が「マレーシアはおススメ!」だと言っていたのもあり、いつか行ってみたい国の一つですね。

では、旅行いく前にマレーシアの国旗について見ておきましょう!!

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マレーシアの国旗 色やデザイン

比率やデザイン

マレーシアの国旗の縦横比率は1:2で日本国旗よりも横に長いですね。

左上のカントン部には青地黄色が描かれています。

カントン部以外はの横シマで、上から赤白赤白赤白~の順で14本並んでいます。

アメリカ国旗によく似ていますね。アメリカ国旗の星の数は州の数を表していますが、マレーシアの国旗も何か表しているのでしょうか?

デザインの意味は?

マレーシア国旗のカントン部に描かれたはイスラム教のシンボルですね。

過去の記事にも書いたトルコの国旗もイスラム教のシンボルである月と星が配されていました。

マレーシアではイスラム教が国教であり、マレー系を中心に広く信仰されていることから、国旗にもイスラム教のシンボルが描かれているのですね。

また星をよく見てみると光の線が多いですよね。数えると14本あります。

赤と白の横線も14本あるんです。

この『14』という数が何を表しているかというと、マレーシアの13州と首都のクアラルンプールを含んだ連邦直轄地域を表しているとのこと!

アメリカのように州が増えたら線と星の光も増えるのでしょうね。

色が意味するものは?

では、マレーシア国旗に使われている色にも意味があるのでしょうか?

マレーシアの国旗には黄色の4色が使われていますね。

」と「」はシンガポールやインドネシアなど、東南アジア地域の国旗でよく使われている色ですね。この2色は東南アジアで伝統的に親しみ深い色だということです。

」は”多民族国家である国民の団結” を表しているとのこと。マレーシアにはマレー系をはじめ、華人系、インド系など多くの民族が住んでいます。「青」で多く民族の団結を表しているんですね。

」はマレーシアの伝統的な首長であるスルタンの権威を表しています。

また、の3色は昔マレーシアを支配していたイギリスの国旗「ユニオンジャック」に由来しているという説もあるようです。

イギリスの支配下にあった歴史も取り入れられているとうことですね。

では、どのような経緯でこの国旗になったのかマレーシアの歴史と共に見ていきましょう。

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マレーシアの国旗 歴史や由来

13世紀頃アラブの商人やインドの商人と共にマレーシアの地域にイスラム教が伝わりました。

1400年にはマレー系イスラム国家のマラッカ王国が成立します。

マラッカ王国の国旗がこちら。

マラッカ王国(1402-1511)

出典:Wikipedia

青地にイスラム教のシンボルである月と星が配されていますね。現マレーシア国旗のカントン部に近いデザインになっています。

ヨーロッパの進出

1509年、ポルトガルの遠征隊がマラッカ王国に到着。1511年~1641年までポルトガルの支配下となります。

1641年にはオランダの支配下となり、1795年にイギリスがマラッカを獲得。

1874年にマレー半島とシンガポール島などの領域からなるイギリス領マラヤが成立します。

その後、1941年日本軍が上陸し、翌年マラヤと北ボルネオを占領。太平洋戦争の終結とともに、イギリス支配下に戻ります。

マラヤ連邦の発足

1948年にマラヤ連邦が発足し、1957年に独立します。

このマラヤ連邦の旗が現在のマレーシア国旗に近いデザインになっています。

マラヤ連邦(1950-1963)

出典:Wikipedia

現在のマレーシア国旗と同じじゃない?と思った方もいるのでは?

何が違うのかというとストライブの数と星の光の数です。マラヤ連邦発足時は11州だったためストライブの数と星の光の線は『11』になっています。

マレーシアの成立

1963年、マラヤ連邦に シンガポール、北ボルネオ、イギリス領サラワクが合わさってマレーシアが成立します。

それに合わせて、ストライプと星の光の数も『14』へと変わり、現在の国旗になりました。

1965年にはシンガポールが分離独立しますが、線の数は変更になっていません。

首都のクアラルンプールが連邦直轄地域にとなったことで、13州+1で『14』ということにしたんですね。

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マレーシアの国旗と似ている国旗

マレーシアの国旗と似ている国旗を見てみましょう!

アメリカの国旗

アメリカの国旗はマレーシアの国旗とよく似ていますね。マレーシアの国旗がアメリカの国旗をモデルにしたのかどうか、関係性は明らかになっていないようですね。

リベリアの国旗

リベリアの国旗もマレーシアの国旗に似ていますね。マレーシアの国旗はカントン部分に月と星があるのに対し、リベリアの国旗には星一つですね。

シンガポールの国旗

マレーシアから分離したシンガポールの国旗にも左上に月と星のマークが描かれています。東南アジアで親しまれている赤・白が使われているところもおなじですが、こちら2色だけですね。

まとめ

今日はマレーシアの国旗について見てきました。

アメリカ国旗に似ているマレーシア国旗。ストライブの数と星の光の線の数はマレーシアある13の州とクアラルンプールのある連邦直轄地域を表しているんですね。

また、カントン部にある月と星はイスラム教のシンボルマークでしたね。多くのイスラム教国家の国旗で月と星のマークが使われていますよ。

みなさんも、月と星が描かれた国旗を探してみてくださいね。

では、また!!


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