フッデダッハ(こんにちは)!
国旗の世界へようこそ。コッキリンです。
今日はオランダの国旗について取り上げたいと思います。
オランダはなかなか機会がなく、まだ行ったことがないのですが、オランダといえばチューリップや風車!ミッフィーちゃんが生まれたのもオランダですね。
オランダの国旗はどんな国旗かすぐにわかりますか?
世界初の〇〇〇〇ー〇なんですよ!!
Contents
<オランダの国旗 色やデザイン>
比率とデザイン
オランダ国旗の縦横の比率は2:3です。日本国旗と同じ比率ですね。
横に3分割された上から赤・白・青の横三色旗です。
フランス国旗と同じ3色ですが、フランス国旗は縦三色旗ですね。
オランダ国旗は縦に掲げてはいけないことになっています。縦にしてしまうとフランス国旗と間違えてしまうからでしょうか。
色が意味するものは?
オランダ国旗に使われている3色には何か意味が込められているのでしょうか?
赤は『国民の勇気』
白は『神への信仰心』
青は『祖国への忠誠心』
を表していると言われています。
フランス国旗の色が意味しているものとは違うようですね。
実はオランダの国旗は、世界最初の三色旗(トリコロール)と言われています。トリコロールと言えばフランス国旗のイメージが強かったのでオランダ国旗の方が先なのはちょっと意外でした。
では、オランダのトリコロール旗はいつから使われているのでしょうか。
<オランダの国旗 歴史や由来>
現在のベネルクス(オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ)は低い土地を意味するネーデルラントと呼ばれていました。
このネーデルランドのほとんどが15世紀末にブルゴーニュ公国によって統一されました。
その時の旗は白地に月桂樹の枝がクロスされたものでした。
世界で最初のトリコロール
現在の国旗のモデルとなったものはスペイン統治時代に独立をかけて戦った80年戦争のときに使われていた旗です。
80年戦争とはオランダ独立戦争とも呼ばれていて、1568年から1648年にかけてネーデルラントがスペインに対して反乱を起こした戦いです。
この戦いの先頭にたっていたオラニエ公ウィレム1世がオレンジ・白・青の横三色旗を80年戦争の際に使用しました。
この旗はプリンスの旗と呼ばれていて、16世紀末までは色の順序も定まっていなかったようですが徐々に統一されるようになり、このオレンジが徐々に赤へと変わっていきました。
オレンジは海上で色褪せやすいため、海上でも見やすい濃い赤や青を使った国旗へと変わっていったと言われています。
この旗が世界で最初のトリコロールということですね。
ちなみに、フランスの最初のトリコロールはフランス革命の時なので、1789年です。
オランダの方が先だったんですね~~~~
現在の国旗は1937年ウィルヘルミナ女王により正式に制定されました。
<オランダの国旗と似ている国旗>
オランダ国旗に似ている国旗はどのようなものがあるのでしょうか?
フランスの国旗
まずはトリコロール代表のフランス国旗です。
同じ色を使っていますが、フランス国旗は縦三色旗ですね。同じ色使いですが、オランダ国旗との関係はなさそうです。
ロシアの国旗
ロシアの国旗もオランダ国旗と同じ三色を使った横三色旗ですね。
色の順番が上から白・青・赤になっているものがロシアの国旗です。
ルクセンブルクの国旗
ルクセンブルクはオランダと同じベネルクスの一つですが、国旗もよく似ていますね。青がオランダよりも明るい水色を使っています。
また縦横の比率も違っています。ルクセンブルク国旗の比率は3:5または1:2です。
クロアチアの国旗
クロアチアの国旗も上から赤・白・青の横三色旗ですが、中央にクロアチアの国章が入っているのでオランダ国旗と間違うことはなさそうですね。
パラグアイの国旗
パラグアイの国旗も赤・白・青の横三色旗です。こちらも中央に国章が入っています。
<まとめ>
似ている国旗がありますが、世界最初のトリコロールがオランダの国旗であることがわかりました!
もう20年も前のことになりますが、イタリアに1か月滞在したことがあるんです。そのときのルームメイトがオランダ人の子でした!
とっても親切にしてくれて、一緒に夕食を作って食べたり、街中を散歩したりしたのがとてもいい思い出になっています。
それ以降、一度訪れてみたいオランダ!!
いつか必ず!!
では、 トッツィンツ(さよなら)~!!